連絡先 宗家 加治屋孝則 |
稽古場所 北九州市内 |
電話番号 070-5454-5593 |
E-mail niten_ichiryu_kokura@yahoo.co.jp |
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由 来 |
兵法二天一流の流祖は、宮本武蔵藤原玄信である。幼少より剣の道に志し、その鍛錬は実に生死を超えたものであった。六十余度の勝負にも一度も敗北を知らなかった。しかるに三十にして己の剣を振り返り、憶念思考し「わが兵法至極にして勝にあらず」と自覚し、大いなる世界に立った。そしてなおも深き道理を得んと朝鍛夕錬し、五十にして実相円満の兵法二天一流を創始した。 実相円満とはこの世の中そのままを円満に、すなわち六道輪廻のこの世界そのままをありがたくいただく、空ずる兵法だというのである。兵法を得道して忽ち巌の如くなりて、万事あたらざる所、動かざる所がその心である。
後年におよび悟徹せる万里一空の剣理は、絵画彫刻に至るまでその極を究め、実に国宝数点を残している。
また武蔵の著『五輪書』、『独行道』、『兵法三十五箇条』は現今も世界の人びとに愛読され、百世の指針とされている。刀法に太刀勢法、小太刀勢法、二刀勢法などが伝承されている。
系譜 流祖・宮本武蔵藤原玄信ー二代 寺尾求馬助信行ー三代 寺尾郷右衛門勝行ー四代 吉田如雪正広ー五代 山東彦左衛門清秀ー六代 山東半兵衛清明ー七代 山東新十郎清武ー八代 青木規矩男久勝ー九代 清長忠直政実ー十代 今井正之信勝ー十一代 岩見利男玄勝ー十二代 加治屋孝則香玄
流儀の特徴 当流においては兵法は心の修行にあると説き、心ができなければならぬ、心がもとだと説いている。
また、兵法は利方すなわち悟りを開く方便だとも言っており、心ができなければ勝負には勝てないというのである。
刀法の特徴は、相手の剣を知って剣を見ず、即ち相手の剣がまだ動かない前を打って勝つ機前の太刀である。 |
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